子どもの成長に教えられて

名古屋の小学校で8年間教育の現場で勤務しながら日本の子どもたちの未来について考えた。様々な親の愛と地域の方々、先輩、同僚、後輩教師の取り組みには愛情と知恵、経験にもとづく教育への努力を見た。

もちろん私なりに努力もした。新卒の頃、先輩教師にいわれた、一言が今でも思い出される。

「岩田先生、子どもたちが朝顔の成長日記を毎日つけていますが、あなたは子どもの一日の一日の成長がわかりますか?、朝、子どもの顔を見ただけで、一日の子どもの成長や家庭での取り組みでの努力や悩み小さな成長や小さな傷に気づくようになるまではまだまだプロとしては言えませんね。」

それから、私は担任した一人一人について日記を通して成長する子供達を見つめながら小さな成長を見逃さないで、子供達とともに成長させてもらった。

日記を読みながら添削しながら子どものことを考えたり家での生活を思い浮かべたり行動を観察していくと朝子どもの顔を見ただけでなんとなく家で何かあったな、何か成長したな、なんか悩んでいるな?親が励まして送り出してくれたな、自信をつけてきたな、いろいろ感じるようになった。

 

24時間親の立場で祈り思いを巡らせていけばその一人一人の成長や課題が見えてくる体験ができるようになってきたのは5,6年たったころからかな。なんとなくピントきて感じた時は子どもの休み時間や、給食時間、日記を返す時など、よく聞いてみるとなるほど親とともに頑張ってるんだ。家で親に叱られてばかりで萎縮して自信をもてずにいるな。えっこの子ってもしかして天稟?すごいなど観察力や課題克服の知恵、時には子どもの知恵からこっちが教えられることも多かった。

 

一人一人の皆どうしているのだろう?

毎日の小さな成長は子供達とともに私も今日も成長していこう。